キャリア研究会:女性のためのネットワーク作り

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自らを少しでも高めたい、仕事と家庭を両立したい、そんな女性たちにネットワーク作りの場を。キャリア研究会

活動履歴

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開催報告

開催日 2015年10月29日(木)開場18:30 開始:19:00~21:00
場 所ダイヤモンド社 9階会議室
会 費\2,000(軽食費込)
テーマ 好きな自分を積み重ねる ワーク・ライフ・マネジメント
講 師 株式会社Woomax(ウーマックス)
代表取締役 竹之内幸子
参加者 22名

 

セミナーの模様

自らのキャリアについて考えたり行動したりする女性の集まり、キャリア研究会。関心事はいろいろあるけれど、そのベースにあるのは、自分自身が何をゴールに決めてどう生きていくか?ではなかろうか…。

10月29日のキャリア研究会は、最初に野木会長から、北陸(福井、富山)はすごい!というお話。出生率、共働き率、正社員就業率、幸福度など、この2県がすべて1位2位を占めている。これはなぜだろう?という推察からスタート。

なりたい自分のゴール設定を

本日のご講演は、”女性の力を最大化し、組織力向上をサポートする会社”という会社のミッションをそのまま社名にしたという、株式会社Woomax代表取締役の竹之内幸子さんをお迎えしました。講演タイトルは『好きな自分を積み重ねる ワーク・ライフ・マネジメント』。

会社生活、結婚、出産、育児の経験、新しい職場でのアカウンティング、営業支援コンサルティング等の仕事を通じて、女性がどうやったら社会や会社組織できちんと力を出していけるかを考え実践を支援していくことが自らの使命と感じ、起業に至ったという竹之内さん。

女性の場合、何となく目の前のあれこれに追われて、きちんとゴール設定できないまま流されていることが多いため、まずは「なりたい自分のゴール設定をしましょう!」と。なぜなら、人はイメージしたことした実現できないから…これはなかなかの説得力。そして、ゴール設定ができたら、それと今の自分を見比べ、このギャップをどう埋めていくかを考え実行していくのだ、と。

イメージできることは実現できる

さて、いきなりゴール設定と言われても困ってしまう…ということで、まずは手と頭を動かしてみることに。「ワークのHappyをイメージする」と「ライフのHappyを想像する」。たとえば、”自分の携わった仕事ベスト3を選び出しそれを選んだ理由を考えてみる”とか、”もしも時間が自由に使えるとしたら何をするか?”とか、普段なかなかじっくり考えることのない部分を刺激してみる良い機会に。それぞれのイメージを、たまたま居合わせた隣の人と交換してみると、とても和やかな雰囲気になりました。

これからのキャリアの在り方

ところで、昨今、政府主導で女性ももっと管理職に!と叫ばれる中、企業側は積極的に取り組みを始めているものの、当事者の女性はというと、「管理職になりたくない」が約半数いたり、「どちらでもない」という人が3割以上いるという結果。これについて、竹之内さんは、育成次第で何とでもなるのではないか?と指摘。これまでの先頭に立ってガンガン行くぞ、ついてこい的なリーダー像を押し付けるのではなく、部下を後押ししていくフォロワーシップ型のリーダー像もあり、と間口を広げていけば、ハードルはかなり下がるのではないかと…ひょっとしたら、時代はこんなソフトなリーダーを求めているのかもしれません。

キャリアには、外目にもわかりやすい外的キャリアと他人にはわかりにくい内的キャリアがあるけれど、これからは、何を大切にしたいのか明確にすることが大事だ、とも。どんな働き方が自分にとってHappyだろう?そして、部下を持つ立場となれば、部下に対しても是非そんなことを考える機会を持ってほしいと。共働きは当たり前、育メンも若い男性ほど当たり前になりつつある中、選択肢はたくさんあるように感じました。

3年後の自分にインタビュー?!

とても書ききれないぐらい盛りだくさんなお話の最後は、「3年後 どんな自分が好きですか?…これをWORKとLIFEに分けて書いてみる」というワークショップ。この3年というの肝だそうで、各々で書いてみた後は、また隣の人と「なりきりインタビュー」形式で交換するという、質問力も問われる実践タイムに。「インタビューは”久しぶり~”から始めてね!」という講師のアドバイスもあり、大盛り上がりのうちにタイムアップ。

Q&Aタイムでは、男女の特性についても言及。男性は目標に対して自分がどう【行動】したかを【承認】されると嬉しい、より頑張れる。対して、女性は物事に対し自分がどう思ったか【気持ち】を【理解】してもらえるだけで嬉しい、より頑張れる、元気になれる…という違いがあるそうな。女性の気持ちを理解してもらう、理解し合う場は、社内でも良いが、ステークホルダーに捉われない、このキャリア研究会のように、社外で作るのがよさそう、と、当会の存在意義を後押しいただきました。また、家庭は組織に見立てるといいそうで、女性が一家の社長であり、総務・人事部長を兼ね、旦那は営業部長と考えると、物事がうまくいくよ、とお話しいただきました。

この後の懇親会でも話は尽きず、終電前までにぎやかトークが続きました。(C.K.記)


受講者の声

   
  • キャリアというのが良く分かった。男女雇用均等法の前に企業で働いていたが、今でもまだまだ女性活用が必要。女性から行動することが大切。イメージしたことが実現する。
  • ハッピーを考えるのが意外と難しかったですが、「おとなりの方と話して思わず話してしまった」という体験を実際にしてみて、話してみることは大事だなと思いました。イメージを持って、行動をしていきたいです。
  • 「自分の中にあるものを他者の力を借りて明確にしていく」ということを楽しく体験できました。べき論ではなく「好きな自分」を中心に考えるのも良かったです。女性は気持ちをわかってもらいたい、男性は行動承認を求めるというのは、これから社会の中でものごとを進めるために大きな学びでした。
  • 今まで色々なセミナーに参加していますが、始めから最後まで夢中になって楽しく参加させて頂いたのは初めてです。ありがとうございました。
  • べき論のゴールを目指すのではなく、好きな自分を直視してみるのはとっても刺激的でした。
  • (アンケートより抜粋)

    ※講師の方の所属及び役職は、開催当時のものです。(敬称略)

     

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