キャリア研究会:女性のためのネットワーク作り

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自らを少しでも高めたい、仕事と家庭を両立したい、そんな女性たちにネットワーク作りの場を。キャリア研究会

活動履歴

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開催報告

開催日 2015年05月27日(水)開場18:30 開始:19:00~21:00
場 所ミューザ川崎 研修室1
会 費\2,000(軽食費込)
テーマ グループディスカッション「女性の健康・家族の健康」
講 師 -
参加者 20名

 

セミナーの模様

 5月27日のキャリア研究会は、「女性の健康・家族の健康」をテーマにグループディスカッション形式で開催しました。

初の試み「グループディスカッション」

 今回のテーマは、参加者アンケート調査で以前より要望の多かった「女性の健康」と、同様に気になる「家族の健康」。
 参加者は「女性の病気」「家族の体調管理」「更年期」の3テーマから興味のある一つを選び、自身の経験や現在、今後の不安などについて語り合う「グループディスカッション」形式で行いました。

 選択したテーマ毎に分かれ、自己紹介の後、各自の関心事を話し、経験や知識からアドバイスや活発な意見交換が行われました。
 各グループでディスカッション内容をまとめ、最後に発表するという流れで進められました。

グループ1:女性の病気

 女性特有の子宮筋腫及び乳がん、不妊治療、検診・人間ドック、病院選び、先生選びや医療保険の入り方まで広がりのあるディスカッションとなりました。
 子宮筋腫の場合はその後の出産を考慮して手術をしていただけない病院、乳がんでは全摘出を主な手術とする病院などがあることから、特に病院選びについて多くの参加者が興味を持ちました。
 自身の病気については「治療方法から検索する」「総合的な診療を行っている」「セカンドオピニオンを嫌がらない」「身近な人からのクチコミ」などをキーワードに、本やインターネットから情報を得ており、情報化社会ならではの選択方法が挙げられました。
 職場などでは病気についてなかなか本音で話すことが難しいのですが、キャリア研究会ならではの本音のディスカッションとなり、今後のヘルスマネジメントに更に活かしていくこととしました。(レポート担当 C.F.)

グループ2:家族の健康管理

 保育園に通うお子さんのいる人は、しょっちゅういろいろな病気をもらってくる子供の健康管理について、また「夫があちこち具合が悪いと言いながら病院に行こうとしない」という悩みが出ましたが、一番多く話し合われたのは離れて暮らす親の介護についてでした。住み慣れた家を離れたがらない、介護施設に入るのを拒絶するといった際に、夫の親であってもケアの負担は妻の側にかかってしまう現状は問題山積、情報を集め、使える制度はすべて使い、ご近所などのネットワークも頼って自分がつぶれないようにしましょう、 ということで時間となりました。(レポート担当 K.S.)

グループ3:更年期

 「更年期とは、いつ、どんな状態になるの?」「病院に行くべき時のサインはなに?」「会社で率直に情報交換できず不安」という声が。そこで、更年期障害のメカニズムや一般的な症状、対処法を理解。そして、実体験や母親のケースを語り合い、次のことを確認し合いました。

  • まず客観的に知り、不安を解消する。
  • 症状の似た別の病気の場合もあるので病院で調べてもらう。
  • つらいときは、完璧主義をやめ、無理をしない。医師と相談し、漢方など自分にあった対処法を選ぶ。体も心も慣れてくるので、深刻に考えない。
  • 老いを自覚し、心理的ダメージが大きいが人として当たり前の事と前向きに受け入れる。
  • 世代的に、親の介護等でストレスをため、症状を重くしている場合がある。一人で背負い込まない。
  • 職場では、よくコミュニケーションを取り、会社の制度を調べ、仕事のペースを調整する。組織の事として考える。人によって症状や程度が違うので、日頃から情報交換をし、率直に相談しやすい雰囲気の醸成、相互理解やリカバリーに努める土壌を率先して作る。

 このように、キャリア研究会らしく、個人の問題だけでなく、組織人としての在り方についてまで話がおよびました。(レポート担当 A.I.)

 

 今回取り上げたテーマは、普段職場や友人にもなかなかホンネを聞けない、話せないと感じている人が多かったようです。
 同じテーマに少人数で向き合うことができるグループディスカッションはそれを可能にし、アンケートでも「経験を共有できた」「不安や悩みが解決した」「気持ちがスッキリした」という意見が多く寄せられました。
 「是非またグループディスカッション形式で!」というご意見も多くいただきましたので、また機会を作っていきたいと思います。

 キャリア研究会は、今後も様々なセミナーやイベントを企画し、情報交換の場をご提供してまいります。ご友人、同僚の方とお誘いあわせの上、どうぞご参加ください。

受講者の声

   
  • 適切な人数、場でグループディスカッションを密度濃くすることができました。
    資料をご準備くださるなど、体験の共有にとどまらない客観的な議論を行うことができました。話しにくい議題を取り上げてくださり、ありがとうございました。
  • 日常の話ですが、普段じっくり聞く耳を持って向き合うことのない話題を、じっくり話をすることができ、考えるきっかけを得ることができた。前向きな人の集まっている場はすごく元気で気分が上がる。
  • 皆さんの実体験に基づき話ができて、聞けて良かった。興味がある人が多い話題で他のグループにも参加してみたかった。

(アンケートより抜粋)

※講師の方の所属及び役職は、開催当時のものです。(敬称略)

 

今後の開催予定は、こちらから