キャリア研究会:女性のためのネットワーク作り

Site map

自らを少しでも高めたい、仕事と家庭を両立したい、そんな女性たちにネットワーク作りの場を。キャリア研究会

活動履歴

<<活動履歴へ戻る

開催報告

開催日 2015年03月10日(火)開場18:20 開始:19:00~21:00
場 所ミューザ川崎 研修室2+3
会 費\2,000(軽食費込)
テーマ 資産運用のいろは~私のマネープランを考えてみましょう~
講 師 三井住友信託銀行 萩村由美子
参加者 18名

 

セミナーの模様

3月10日のセミナー講師には、三井住友信託銀行の二子玉川コンサルティングオフィスで資産運用の相談業務に携わってらっしゃる萩村由美子さんをお迎えしました。

つい遠ざけがちなお金のこと

萩原由美子さん

1997年に入行。現在は二児の母として日々奮闘中。
実は、セミナーで話すのは今回が初めてとのことで、開始前はとても緊張されていました。
でも、始まってみると、ご自身のお金に対する見方、捉え方をふんだんに盛り込んだ、とても親しみやすい話しっぷり。参加者の反応を見ながらソフトに話を進めていく様子は、まさにプロフェッショナル!聞いている側も、ついつい遠ざけがちなお金のことを”ジブンゴト”として真剣に考え始めました。

わかりやすく「いろは」から

さて、今回のテーマは、「資産運用のいろは~私のマネープランを考えてみましょう~」。

生活のためだけなら、何もしなくても生活費ぐらいはなんとかなるかもしれない。
でもやっぱり、”ゆとり”がほしい。
これからは、女性は長生きだけど年金は何だか怪しい感じ、消費税が上がるのは必至、介護や医療にかかる費用も考えると、自分で何かしらお金を守り育てていく必要がありそう。
年5%ぐらいで運用できれば何とかなるのになぁ・・・。

超低金利の時代、大口定期預金でもキャンペーンでなければ0.025%(1年)だとか。
残念ながらこういった金利がぐぐっと上向くことはなさそう。
かといって、高い利回りを謳い文句にする投資商品には高いリスクがつきもの。
ハイリスク・ハイリターン、ローリスク・ローリターン・・・・いったい何をどう考えたらいいのだろう?

目からウロコ「72の法則」

そんな思いに対し、的確なアドバイスを下さる萩村さん。

まずご紹介くださったのが「72の法則」。これは、持ち金を倍にするには、どれぐらいの金利で何年かかるかを簡単な数式に表したもので、

「72÷金利=年数」

例えば、
72÷0.3(%)=240年
72÷5(%)=15年
・・・

なるほど、年5%で運用できれば15年で元のお金が2倍になる、ということだそうな。
一般的にはこの5%あたりを狙うのが良さそう、とのこと。これならわかりやすい!

お金も健康第一

しかし、資産の全てを投資につぎ込むというのはとっても危険。
今日明日必要なお金はちゃんと別枠でキープしておかなきゃ。
さて、今どれぐらいつぎ込んでいいのか、そのバランスを見る一つの目安が、

「100-年齢=投資に回していい割合」

たとえば今50歳だとしたら、100-50=50%は運用に回してもいいのではないか、とのこと。

その上で、リスクを抑えるポイントは「分散投資」と「長期投資」!(←「長期保有」ではなくて)。

お金も健康第一。それぞれのライフステージの中で、バランスよく投資し、時間を味方につけ、市場に参加し続けること。
長期で見れば経済の流れは決して悪くないので、色々と勉強し相談しながら取り組んでいくのが良さそう。

具体的な運用相談は個別に別途お願いするとして、セカンドライフのために知っておくべきこと、基本的なお金に対するスタンスを、しっかり腹落ちレベルで教えていただいたように思います。

懇親会の様子

質疑応答では、普段のお仕事の様子やご自身での運用について、率直なところなども語っていただきました。

講演後の懇親会も盛況で、講師に具体的な相談を持ちかけたり、色々な情報交換をしながら、元気百倍の女性たち・・・あっという間に終電の時間となりました。 (C.K記)

受講者の声

   
  • 印象に残ったのは、長期保有≠長期投資ということです。本日をきっかけに資産運用をアクティブに始動させたいと思います。
  • お金のことは主人に任せているので、少しは勉強しなければと思い参加しました。どの程度どんな方法があるのかなど、色々わかった良かったです。
  • 重要なことであるにもかかわらず、マネープランを日頃考えていなかったことに気付かされました。また、アクティブに対策とられている方も多いと気づきましたので自分なりに考えていきたいと思っています。

(アンケートより抜粋)

※講師の方の所属及び役職は、開催当時のものです。(敬称略)

 

今後の開催予定は、こちらから