キャリア研究会:女性のためのネットワーク作り

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自らを少しでも高めたい、仕事と家庭を両立したい、そんな女性たちにネットワーク作りの場を。キャリア研究会

活動履歴

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開催報告

開催日 2014年9月3日(水)開場18:50 開始:19:10~21:30
場 所横浜中華街 揚州茶樓
会 費\4,500
テーマインド旅行報告と暑気払い
参加者 24名

 

キャリア研究会の体制について

野木会長

冒頭にキャリア研究会代表の野木秀子より挨拶があり、キャリア研究会の新体制について報告いたしました。

野木代表は会長として、副会長を小林千早都、事務局長を鷹觜美保子が務めることとなりました。また、常任幹事に4名、幹事に3名を置き、10人体制で運営していくこととなりました。
詳しくは「キャリア研究会とは」をご覧ください。

インド旅行報告

9月3日のキャリア研究会は、横浜中華街での暑気払いと8月に開催されたインド旅行の報告会となりました。
昨年に続き、キャリア研究会メンバの宮本洋子さんにコーディネートいただいて、今年も8月9日~15日の旅程で実施されたインド旅行には、横浜市の小中学校の女性校長を中心に8名が参加されました。
ちょうど9月3日まで日印首脳会談のため、インドのモディ首相が来日しており、インドの様子を伺い知るにはタイムリーな報告会となりました。

旅行参加者のみなさん

宮本洋子さん


インドはまさにカオス

阿部雅子さん

はじめに報告していただいたのは、横浜市立太田小学校校長の阿部雅子さん。
インドは初めての阿部さん。まずは、訪問した教育現場のお話しからスタートしました。ムンバイのパブリックスクールでは5ミリほどの小さなチップを貼って作った「ドラえもん」の貼り絵を見せていただいたそうです。それから、NPO法人が運営しているディーパラヤの学校では、日本の折り紙で鶴やかぶとを折る児童たちに、子供たちの飲み込みの速さと器用さに驚かれたとのことでした。ディーパラヤの学校はとてもきれいで、子どもたちは色あざやかな制服を身にまとい、気持ちよく勉強や生活をしているそうです。ただ、敷地外には学校に行かない子どもがいることも現実で、教育事情にも大変な格差があることを知りました。
そして、インドではガンジーの思想が大切にされており、記念館には児童たちも訪れていたとのことでした。


ディーパラヤの子どもたち

バナナの行商


ムンバイの洗濯場

街に出ると、自転車の荷台に果実や雑貨、水などを乗せた行商が集まる集落があり、夜遅くまで賑わっていたことや、頭に大きな荷物を乗せて運ぶ人々、高層ビルとスラムの対比ある光景はごく当たり前。車道も歩道も関係なく歩く人たちや、屋根にまでぎっしり人が乗ったバスなど、とにかく人の多さにも驚いたとのことでした。
人口問題、環境汚染、インフラ整備の遅れ、階級の差、ありとあらゆるものが同時に進行している世界は、正にカオス!
特に、「これがムンバイの定番ですよ」と案内された高層ホテルの周りにある洗濯場では、ホテルのシーツなどが集められ洗われているそうです。
「近代」「古典」「文明」「原始」「清潔」「不潔」の単語が詰まっている光景は、まさにインドを象徴しているのだと深く感じ、「思わず合掌しました」と報告を締めくくりました。


インドにおけるビジネスの難しさ

阿部雅子さん

次に報告していただいたのは、横浜市立市ヶ尾中学校校長 平川理恵さん。
平川さんは女性で初めて民間人公立中学校校長になりました。会社経営をされていたこともあり、ビジネス面からの感想を中心に述べられました。
25年前にインドへ行かれている平川さんは、その時感じた「混沌とした場所」という印象が、今回更に強くなったようです。
まずは、ゴミの量が増えたこと。インドにはカーストという階級制度があり、カースト毎に仕事(洗濯、レストランでの注文、配膳、ゴミ拾い、掃除など)が決まっているのだそうです。ゴミがなくならないのは、どうやらこの辺の事情が複雑に絡んでいるようです。
また、カーストはインドでのビジネスを難しいものにしているようです。
インドで成功をしている日本企業は「スズキ」。大半の企業はインドへ進出しても玉砕して引き上げてしまうそうです。なぜならば、どのカーストに向け、どのような商売をするのかを想定することが難しく、更に階級が原因で社員が働かない、2~3年に一度暴動が起こるなどの問題に日本人は対応しきれないからなのだとか。


授業風景

IT業界が発展しているインドですが、インドでは数学の授業において、二ケタの九九を習得するため、中学生たちは因数分解やルート計算の答えを瞬時に導き出すことができるのだそうです。また、全体のひらめき力が高く、ゼロの発見や、ガンジーなどを生み出したのも、カオスの中で生きてきたインドだからこそではないかとのことでした。

インド旅行には小学5年生のお嬢さんも参加し、とても楽しい旅だったようです。
「娘も同世代の子どもの頑張っている姿や様々な状況を見聞きし、帰国後も親子で深い話ができたことは大変よいことでした」。元経営者として、教育者として、そして母としても様々な感じ方ができた旅だったようです。



暑気払いスタート

報告後は、野木会長の乾杯の音頭で暑気払いが始まりました。
今回は5名の初参加者を迎え、総勢24名の会でしたが、名刺交換や久しぶりに会う方との近況報告、情報交換など、美味しい中華とお酒も加わり、みなさんにぎやかに交流を深めていたようです。

参加者のみなさん

テーブルには中華街限定ラベルのビールや紹興酒、そして計10品の料理が次々と運ばれ、大満足のコースでした。
少し涼しくなってきた横浜も、この日は久しぶりに30度近く気温が上がりましたが、キャリア研究会メンバに夏の疲れや食欲不振は関係ないようです。

中華街限定ラベルのビールと中華料理

サプライズのプレゼント抽選会
途中、常任幹事の藤田さん手作りのがま口をプレゼントする抽選会も行われました。
小物入れやポシェット、小銭入れなど、参加者全員にプレゼントが行き届き、みなさん大喜び。最後に笑顔でハイチーズ

二次会風景

楽しい時間はいつもあっという間に過ぎて行きます。
最後は集合写真を撮り、笑顔と笑い声の中お開きとなりました。






番外編!?

二次会

まだまだ話しの尽きない10名は、更に二次会へ。
10分、20分のつもりが、あっという間に1時間。
電車に乗り込み帰宅となりました。


 

 

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