日本社会における女性の地位は向上したとはいえ、世界レベルでみれば、まだまだ。
世界経済フォーラムの男女平等指数は、2021年版で156か国中120位という情けない状況です。2006年にこのデータ公表されてからも、ほとんど上がらず先進7か国(G7)中ずっと最下位。経済大国世界第3位の国として恥ずかしい限りです。
2017年、M字カーブがほぼ解消されたということですが、非正規雇用が多く、自身の持つ能力を発揮できないまま、低賃金労働についているのが実情です。
さらに管理者比率は、2020年統計でもまだ10%以下であり、欧米の30%以上に比べ、話にならないという現状です。2030(にーまるさんまる)という2020年までに女性の管理職比率30%以上という国の目標には到底届くことはできませんでした。
大学までは有能なリーダシップをとる女性が多いのに、社会に出れば極端に減少します。
なぜなのでしょうか?日本の高度成長期に定着した工業生産時代の遺物である、長時間労働をよしとする古い体質・・それをIT時代になっても、なかなか壊せませんでした。が、2019年発生した新型コロナウイルスにより、働き方が大幅に変わり、テレワークが今や特別な人のための特別な制度ではなくなりました。日本でも、女性にとって有利な時代になってきたといえます。よい機会であるといえます。
そんな中、仲間を作り、世界の女性の実態や、日本の先輩、同輩のさまざまな生き方を知ったりすることは大切なことであると思っています。そのためにも、女性同志のネットワークを形成していくことは非常に意味があると思っています。
この度、再度、運用方法を見直し、組織も若干変え、ネットワークの形成に役立てるようにいたしました。
このキャリア研究会は、そんな女性たちのために自然発生的にできたものです。
皆さん、是非このネットワークを活用してください。